ママの重たい昔の話。
息子のお肌について考えたり調べたりしていると、つい自分のことを考える。
母を悪く言うわけじゃないけど、時代も違うし、
薬についていろいろ言われた時期だったから仕方なかったけど、
5歳の時、病院の先生が「なんでここまでほっといたの」ってママに怒ったのを覚えてる。
ママは今でもその話をする。今の私の歳のころだから、凹んだと思う。
で、今でも私が手をかゆいのを隠してるのを見つけると「ママが悪いんだ」って言う。
子供が生まれた今、いろいろ知った上で思うのは、
当時の、5歳の私は、何を信じて、ひどい手にワセリンを塗って
お母さんの巻いてくれた包帯を指にいっぱいつけて、幼稚園に行ってたんだろう。
友達に「アトピーだからうつるから遊ばない」って言われてまで、
かゆくてぐっちゃになった手に、真っ黒になった包帯を、
帰りまで外れないように、大事に大事につけてたんだろう。
ママを信じてたからだ。これでよくなるって、かゆくなくなるって信じてたから。
ママには「ひどくなるからかくんじゃない!」って手を叩かれて怒られたけど、
今考えれば、かゆみを抑えてくれるものは何もなしで、5歳まで生活してたんだね。
今は、ネットで調べられるけど、昔はそうじゃなかったもん。
…6年生まで続いたおねしょは、ストレスのせいかなって分析しているけど。
本当によく怒られてたし、時代のせいと、
私の出来が良くなかったから、よくひっぱたかれて。
ここからは愚痴ですけど。
高校生になって、からだ全体に発症して、お風呂に入るのも嫌だった。
部活は楽しかったけど、汗をかいたらもう悲惨。
それでも、市販のかゆみ止めクリームを朝晩真っ白になる程塗って生活してたね。
他には市販のステロイドを何にも知らずに全身に塗ってた。顔にも。
顔は副作用と乾燥で真っ赤になって、毎日「どうしたの?」って聞かれて。
ママはこれならどう?っていつも新しい薬を買ってきてくれてた。
自分もアトピーだったから研究してるみたいに。
私は、正直、病院に行きたいって思ってたけど、よく「そんなお金ない」って言われた。
両親がお金の使い方が下手だから、両親も私たちも病院に行った記憶があんまりない。
妹もお肌が弱いんだけど、たぶんちゃんと皮膚科に連れてってもらったことない。
ママの独自の研究で洗顔をいろんなメーカー試してみてるってだけだった。
私が「2回も転校するのは嫌だ」ってわがままを言ったせいで、
父が単身赴任で生活は困窮してて両親共働き。それで、贅沢は言えなかったけど、
部活に使う靴やジャージはちゃんと買って揃えてくれた。
母は毎日ぐったりで、料理は苦手。食卓に「ビタミン」のビの字も上がったことない。
その頃、ママに「あんたは部活も勉強も中途半端なくせに金ばっかりかかる」って言われて、
早くこんな家を出たいって思って、専門学校に入って家を出て
一人暮らしを始めたら、反面教師で食生活が改まって肌が治った。
そのときに付き合い始めた彼氏がアトピーで自分の病院を紹介してくれたら、
そこも良くて、体はほとんど綺麗に治ってしまった。
そのころ妹は、母のいろんなものを一人で受け止めて、相当しんどかったらしく、
今でも実家には寄り付きたがらない。
大学受験にお金を出してくれなかったことは、妹も私も、
お菓子代とおとんが無駄使いやめたら、
あと3つは受けられたんじゃないの?って思ってる。妹が一番かわいそう。
妹が大学を東京にしたのは正解で、私はそれにくっついて、一緒に住んで、
妹が今までの生活でとれなかった栄養をとらせてあげようと、フルーツを多めに出した。
両親が妹が住んでいるからってことで、ちゃんと家賃を払ってくれてたから。
高いけどフルーツも食べさせてあげられた。
なんか、しんどそうに書いてるけど、世の中にはもっとしんどい人もいるので、
あんまり愚痴っぽくしたくないけど、とにかく、言いたいのは、
子供っていうのは、親がどうするかでどんな人生も歩めるってこと。
何をどうやったって、親のせいじゃないことなんてないと私は思うので、
子供の幸せは、健康も知識も経験も全て、親がさせてあげられるかだと、
今、親になって実感しているという話なのです。
子供のために自分が犠牲になるって考えたら、ちーんってなるけど、
私は、そんなこと微塵も思わない。犠牲ってなんやねん。ってこと。
…ただ、個人的には、旦那さんの甲斐性がないせいでしんどい思いをするのは
まっぴらごめんって思ってる、鬼嫁なのです。ごめんね、パパ(笑)
